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白昼夢、或いは全部勘違い

コンテンツの消費

泡風呂でシャンパンを飲んでみた話

ふと、「泡風呂でシャンパン飲んだろ」と思った。

ふと
《副》ちょっとしたことを何げなく突然(のように)するさま。そういう状態。ふっと。 「―見るとスミレが咲いている」


泡風呂で、シャンパン。
どこのマフィアだ。次男か。映画の中でしか見たことがない。
特に縁があるわけでも、ひどく心惹かれるシチュエーションがあるわけでもないが、なんとなく、泡風呂でシャンパン飲んだろ、と思った。

仕事の帰り道、まずはATMに向かった。
シャンパンの値段がよくわからなかったのだ。
まあ、財布に1万円入ってればだいたいのことは解決するだろう、というよりそれ以上出せないぞ、と思いつつ買い物を開始した。

まずはバスバブルだ。
色とりどりの棚の前で、ピンクがいいかな、でもローズよりグレープフルーツが好きだな、黄色か、と思っていたら、これが目にとまった。

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バイオレット、つまりヴィオラである。
まるで、長野まゆみの「テレヴィジョン・シティ」に出てくるヴィオラのようだ!(ちょっと大きいけど)
大層ときめいたので即決で購入。580円。

さて、シャンパン。

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200ml・1980円、なんだ、思ったより手の届きやすい価格帯からあるではないか、と驚いた。私はアルコールに弱く、アルコールに疎い。
200mlでも持て余すだろうな、と、グレープフルーツジュースを一緒に購入。

帰宅、夕ご飯の後、お風呂を用意して、シャンパンを開けて、泡塗れになって飲んでみた。
特に変わったことは起きなかった。
ただ、ふと思いついたことをその翌日に、自力で実現できたことがとても嬉しかった。

「泡風呂でシャンパン」なんて、馬鹿みたいだ。
しかも全部ひとりでやっている。

絶世の美女でもマフィアでも殺し屋でもなく、アルコールにも弱く、ただ仕事の帰りにスーパーに寄っただけの自分が、こんなに馬鹿みたいでロマンチックな響きのする「泡風呂でシャンパン」を、それこそ3000円くらいで簡単に実現できた。

この状況が私には似合うかというと、全く似合わないだろう。
泡風呂でシャンパンを飲むこと、容易い人にはひどく容易いと思う。
私がエモリカのお風呂から上がって麦茶を飲むように、泡風呂でシャンパンを飲む人だっているだろうけど、私には「自分にはできっこない」としか思えないことだった。
「やればできる」ことを、「でも(お金勿体無いし)」「だって(そんなの似合わないし)」とやらないのが私の常だ。

ただ、昨日はふと、「泡風呂でシャンパン飲んだろ」と思い立ち、それを叶えてあげたいと思ったのだ。

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