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白昼夢、或いは全部勘違い

コンテンツの消費

15/04/12の日記

人様の家に泊まったら、「ライブで喉乾いてるかと思って」と私のために買ったというポカリスウェットが出てきた。天使かよ。


朝からキャナルシティ博多ムーミンカフェでご飯ののち、特急ソニックで大分へ。博多駅にはノエルがいたらしい。まじかよ。
私は青ソニックに乗りたかったのに白ソニックだった。Twitterを見る限りでは、大森さん御一行は私が乗ったものの1本前のソニックに乗っていたようだ。特急でストーキングという壮大なネタ。

大分県へは初めて行った。ハーモニーランドには行かなかった。
別府はなんだか佐賀県の有田に似ていた。あとは島原とか三朝とか、温泉街はどこか似通うところがあるのだろうか?この理論でいくと武雄に最も似ているはずだ。残念ながら武雄は通過したことしかない。
失礼ながら、縁やゆかりがなければおおよそ大森さんが来るとは思えないし、その縁もゆかりもここにはあるのだろう。
だって大森さん専属MV男優こと川本剛さんの地元だもの。

元ストリップ小屋という会場を確認。周りにはロマンポルノの映画館や年季の入ったアダルトグッツショップ、明け透けな看板の風俗店(十三ならもう少しオブラートに包まれている)、駅から5分でこれ、なんだこれは、エロい街なのか。いや、エロいのは別府の人じゃなくて温泉旅行客か。
「寮完備!女の子募集!」というお店を抜けて、川本さんがTwitterに書いてらした会場付近の「竹瓦温泉」へ行ってみた。
入浴料は100円ぽっきり、受付のおばちゃんが「洗面器しかないけど!」というので、持ち帰り用ビニール巾着付きだというタオルを購入。「ピンクで可愛いからお姉さんにぴったり!」とのこと。大変気をよくする私。
お風呂に行って驚いた。本当に洗面器しかない。シャワーもない。洗面台もない。なんと無骨な。お湯は43度とかなり熱い。早々に逆上せる。
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こういう建物がこともなげにどーんと立っている。別府サイコー。
シャッター多めの商店街では、伝統工芸の竹細工実演中のお店があった。勇気が出なくて入れなかった。遠くから眺めていたけどきっとあれはすごい技術なのだろう。私にはまだ早いがおばさんになったらあのティッシュケースが欲しい。今思うと梅干しを乾かす籠を買えばよかった。
別府駅でとり天とだご汁とやせうまを食べる。観光客としては100点だと思う。九州の食べ物はなんでもおいしい。

永久劇場は、川本さんが公募した地元の方が装飾されていた。
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トカレフのジャケットで見かけたような大森さんの絵、風船、そしてたくさんのサンリオのぬいぐるみ。たまにサンリオじゃないぬいぐるみ、造花、トゥシューズ、ほかいろいろ。
ストリップ小屋には三朝しか行ったことがないので想像がつかなかったが、ステージ、花道、回転ステージ、というゴージャスな作りの会場であった。
回転ステージではナナちゃんがぐるぐる回る孤独を照らせ!と回っていた。

呪いは水色
あまい
エンドレスダン
魔法が使えないなら死にたい
ノスタルジックJ-POP
ミッドナイト清純異性交遊
絶対彼女
ハンドメイドホーム
お茶碗
hayatochiri
夏果て
サマーフェア
少女3号
展覧会の絵
コーヒータイム
ラーメンの話
PS
ファンレター
Over The Party
君と映画
パーティドレス
新宿
音楽を捨てよ、そして音楽へ

金歯(w/先輩 from どついたるねん)
I love you
さようなら

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写真でしか見たことがないが、風林会館やロボットレストランは、ステージの両脇にもお客さんが座れる構造だった。
花道のあるストリップ劇場はそれと同じく、両脇に備え付けの椅子がありお客さんは三方を取り囲んでステージを見る形であった。
三朝の狭いステージを所狭しと動き回っていたこと、福岡で客席までやってきたこと、いろんな形のステージの大森さんを見せてもらったけれど、この縦長の花道も大森さんにはとっても似合うというか、大森さんが動きたい動きに合ってるのかなって勝手に思った。

とにかく、大森さんがどこよりも自由にいろんなところでいろんな姿勢で歌っていた。
仰向けに寝転んでギターを弾いている大森さんを見て、もしかしてお家でもああやって弾いているのかな、なんて想像した。立っている私の目線より低いステージに寝転んだ大森さんを見つめるのは新鮮だった。

福岡の、たまに楽しいお喋りを挟むライブとは一変して、息をするのも躊躇われるような時間がずっと続いていた。
展覧会の絵のイントロで大森さんがギターを掻き鳴らしたとき、こっそり息を吐き出した人が何人も見えた。私もだった。
大森さんの集中力に私が太刀打ちできるわけがないが、できる限り神経をついやして大森さんを見つめていたい。本当は瞬きだって見逃したくない。

ラーメンの話とPSを聴けたのがとても嬉しかった。どちらも、私が大森さんにリクエストコーナーでお願いしたことのある曲だ。この2回はどちらも大切な思い出で、それが続けて聴けたのは勝手に嬉しかった。
PSのような、多分、どうしようもない恋がしてみたかった。どこかで、大分から東京に出てきた女の子も、PSのような恋をしているんだろうなと思った。

最後の方では大森さんになにか嫌なことでもあったんじゃないかと心配になるほど張り詰めたライブの本編が終わった後、どついたるねんの先輩がギターを持って「いやー大森さんすごかったっすねー!!」と言いながらカジュアルに登場した。
ライブの2、3日前だろうか、川本さんのTwitterに「大分にこの男を呼んだ」とあった。会場に着いたらそのへんでタバコを吸ってらしたので、いつ出てくるのかなーとわくわくしていた。
ギターをジャッ!ジャッ!と弾きながら花道を歩き、大森さんとの思い出話を。多分、勘忍袋の大森さん風なんだと思う。
大森さんが出てきて、先輩はギターを置いてステージにあったマイメロの枕に持ち返る。何を言っているのかわからないと思うが枕を構えていた。
大森さんの「ギター置くの!?」に対して「俺、ギター弾けない」と言われていた。まじかよ。
ギターは弾けないけどギターを持って登場する、というの、こんなことを真面目に考えている時点で自明だが私には死んでもできない芸当だから、なんだかとてもうらやましかった。ステージに立つ予定はない。

もちろん2人で「金歯」!
まさか、2015年の春に別府で「金歯」が聴けるとは、当日の2、3日前までは思ってもみなかった。
けれど、じゃあ東京以外でどこで聞けるのかというと、それは別府以外に考えられない。
大森さんの、なんだろう、友達?盟友?仲間?
エイベックスに所属して、田舎の女の子に端から端まで届くような大森さん、と同じ人というかしっかり地続きなんだろうけど、たまに、ごくたまに見せてくれる「アンダーグラウンドに咲く一輪の花」とか、「高円寺で一番紅白に近い歌姫」と呼ばれていた、私がよく知らない頃の大森さんがちらっと顔を覗かせたような気がした。鳥取で工藤さんと話しているときもそうだったな。
最後に大森さんが肩を並べようとした時、先輩が大森さんと自分の頭の後ろに手に持っていた枕を並べていたの、まさに「体ごとラブホテル」だった。
ドンキホーテで見かける、女の子はお化粧バッチリで着飾ってるのに彼氏はだるいジャージとかスウェットとか着てるカップルみたいでなんかサイコーだった。

大森さんが本編で一言も喋らなかったのは、浅草のストリップ劇場の踊り子さんのオマージュだったそうだ。
ストリップといえば、大学の先輩がストリップに行ったと、踊り子さんと撮ったチェキを見せてくれたことがある。多分まだAKBも一般的でなく、そもそもチェキ自体を初めて見たときだったと思う。
その後ストリップについて矢鱈と調べたが、サービス精神だとか努力だとかに惹かれて、いつかストリップを見に行きたいと思っていた。でも若い女の子がそんな気持ちで行くのは迷惑かと思って、結局大森さんしか見たことがない。何の話だ。
大森さんが「友達の、先輩でした!」と言って先輩が退場。
先輩の芸名?は先輩なので、「友達の◯◯くんでした!」と同じニュアンスのはずなのに、「友達の先輩」っていう限りなく他人に近い知人みたいだったのが面白かった。
「友達の先輩?誰なの?」って思ってた人いただろうな。

最後はさようなら。
つまらん夜はもうやめた、のDVDについているコード本に、「アカペラで歌う時は指の先まで気持ちを込めて歌う!」と書いてあるので、私はいつも大森さんの指先を見つめて、自分の指先に力を入れて聴いている。
指の先まで気持ちを込めて生きていくことが私にもできるんだろうか。大森さんは頭のてっぺんからつま先まで何かがこもっているのだろう。

別府には、別府を面白くしようとする人たちがいた。なんだかうらやましかった。

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